三幸学園小田原校 耐震補強設計
弊社では「耐震診断」を平成7年の阪神淡路大震災の年から行っていました。それ以降「耐震診断」による結果で、耐震性能が満たない建物の「耐震補強設計」を行い、全国各地の耐震評定委員会にも出席してきました。近年では私学の校舎等の教育施設や多数の建物を所有する一敷地内の工場での増築等に反映した「耐震診断及び耐震補強設計」が多くなっています。三幸学園小田原校は、鉄筋コンクリート造3階建てで、昭和56年(1981年)改定の新耐震設計法に準拠しない建築物であり、尚且つ教育施設(専修学校)の用途です。先に実施して耐震診断の結果、Is値が0.7を下回ったため、耐震補強設計を行いその後耐震補強工事を行うことになりました。耐震補強の方法は、鉄骨ブレースによる補強とピロティ柱に対しては柱鋼板巻き補強を実施することで耐震性能を向上しています。
- 意匠設計
- ウィングスペース 一級建築士事務所
- 構造設計
- イシイアソシエイツ
- 施工監理
- ウィングスペース、イシイアソシエイツ
- 所在地
- 神奈川県小田原市
[建築概要]
- 主要用途
- 専修学校
- 敷地面積
- 542㎡
- 延床面積
- 1,572㎡
- 階数
- 地上3階
- 構造
- 鉄筋コンクリート造
- 完成予定
- 2021年3月